対策&快復レポート
食養生・マクロビオティック
快復する食養生の必須条件4「陰陽を体得する」
食養生に欠かせない、古くから東洋に伝わる「陰陽の知恵」が、 この段階で体感しやすくなってきます。
特に、陰性に区分される、身体(心)を冷ます食べ物や行動、感情、意識は、夏期の療養において理解しやすく、暑さやほてりを緩和させる旬の夏野菜に感動します。
極陰性とされる菓子やジュースなどの白砂糖類、熱帯系の果物、甘味類、嗜好品、インスタント食品、薬物を、隠れて飲食する療養者にとっては、朝晩冷え込むキャンプ村では命の危険を感じるほどの冷えを感じさせたりと、意識改革を促進させます。
そして、陽性に区分される、身体(心)を温める食べ物や行動、感情、意識は、大豆と麹、塩だけで作られ、熟成された無添加の生味噌を、さっと溶いたお味噌汁。
出汁や塩加減、具材の旨味も相まって、身体全体が温まり、無数の乳酸菌や微生物達が隅々まで浄化してくれるのがわかるほどのパワーがあります。
感情面で言えば、愛情籠もった料理、優しい気持ち、心配り、助け合い支え合う思い、力づける言葉、穏やかな笑顔、温かなハグ、無条件の慈愛に満ちた行動や言動、表情等に、内面からの温もりを感じます。
キャンプ村では、陰陽の大切さを気づき、学ぶ一方で、
一番重要である「中庸」へ意識を向け、体得してもらうために、玄米(穀物)と野菜を主とした、穀物菜食を続けてもらいます。
(「あらかい健康キャンプ村2016」より抜粋)
補足ですが、極力化学物質や重金属、放射性物質の汚染されていない自然食品、オーガニックなお米や野菜、豆類、発酵食品を選んで、シンプルな調理でいただくようにしています。
子供でも障害があっても、体調が優れなくとも、長時間、台所に立たずに、あまり手間もかからず、安心安全で大切な事である「食事」を毎日続けられるように、旬のものを、その食材の素性を崩さぬように、伝統的な和食、精進料理を手本とすることを、快復する食養生の必須条件5として追記させていただきます。我が国の先人たちが残してくれた和食文化に感謝!(拝)