対策&快復レポート
ナオルヨブログ
薬害デトックス〜断薬&卒薬のススメ〜
とても厄介で、あまり触れたくない高リスクなテーマですがσ(^◇^;)
キャンプ村への療養者のほとんどが該当するのみならず、電話やメールでの相談者、もっと言えば現代人の20人に1人(日本で33万人に行った調査で、成人の5・0%の方に抗不安薬が、4・7%の方に睡眠薬が処方されていると推定。20人に1人は抗不安薬・睡眠薬を内服)が、楽になるための「薬」の作用?副作用によって、長期にわたって体調不良に苦しんでいることから、どうしても避けては通れないため、これもざっくりですが作文したいと思います。
あまりこの薬がどう、こう、というさらにリスクを高めるような問題は避けて、ここでは対応が緊急かつ最優先される向精神薬系のみに絞ります。
気になるかたは、お薬検索してご自分で今服用している薬の正体(分類・作用・副作用)を調べてみてください。
これらの多くが、眠れない、痛い、苦しいという訴えにより安易に処方された睡眠導入剤や抗不安薬、鎮痛剤、抗アレルギー剤などから始まり、筋弛緩剤、降圧剤のように、身体全体を緩ませて思うように動けない慢性疲労症状によって過緊張を緩和させてしまった結果の長期依存ですから、断薬、卒薬についても長期戦を覚悟で臨まなければならないと感じます。
あらかい健康キャンプ村の療養条件の中に、通院・服薬中の方をお断りしている最大の理由が、今回お知らせしているリスクです。
(澄んだ水・空気・静養+玄米菜食に強力な解毒・排毒力があり離脱症状が強烈である点と、マンツーマンで24時間完全看護は不可能という2点が主な理由)
まず、Wikipediaからの情報で、なぜ向精神薬系が緊急かつ最優先されるのかを共に考えたいと思います。
以下、転載 *************
不安障害に対する、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は長期的な有効性の根拠が欠如しているため推奨されず、推奨されるのは抗うつ薬のみである。ベンゾジアゼピン系の使用は、自殺の危険性を増加させる。抗うつ薬やベンゾジアゼピン系の薬剤の急激な断薬は、激しい離脱症状を生じる可能性があるため推奨されない。
抗うつ薬には、投与直後から自殺の危険性のある賦活症候群の危険性がある。世界保健機関は、ベンゾジアゼピン系には自殺を増加させるため慎重な監視と、自殺の恐れ、物質依存、うつ病、不安では特別な注意が必要であり、処方するとしても数日から数週間としている。ベンゾジアゼピン系の薬剤が不安障害を悪化させている可能性がある。
2012年のアメリカの不安障害協会の年次会議では、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の使用は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対し視床下部-下垂体-副腎系(HPA)軸を抑制するためストレス症状を増大させ、また、恐怖反応はGABA作動性の扁桃体機能を介して消失されるが、このような学習や記憶を無効にするため暴露療法の結果を否定的にすることが報告された。
ベンゾジアゼピン系の使用は、がんや認知症の危険性を増加させる。
1か月以内に、抗うつ薬やベンゾジアゼピン系の薬を服用していた場合、自動車事故の危険性を増加させている。
高齢者では、抗うつ薬やベンゾジアゼピン(特に長時間作用型)の服用は、転倒の危険性を増加させる。
約15,000人の18年の追跡調査では、使用頻度の増加に伴って死亡率が高まることが見出され、抗不安薬・睡眠薬の服用群は、男性3.1倍、女性2.7倍、交絡因子を調整して、それぞれ1.7倍と1.5倍であった。13年間の追跡で、抗不安薬・睡眠薬の服用群は3.22倍で、調整後1.36倍であった。
断薬により離脱症状を生じる可能性があるため、急な断薬は推奨されない。
離脱症状には、解離性障害(自分が自分であるという感覚が失われている状態)、抑うつ、不眠症、動悸、動揺、混乱、胃腸障害、持続的な耳鳴り、不随意筋けいれん、知覚障害、やまれに発作が生じる。
転載終了 *************
参考:Wikipedia「ベンゾジアゼピン系の薬物一覧」
(ソラナックス、レキソタン、コントール、ランドセン、リーゼ、デパス、メイラックス、ワイパックス、ハルシオンetc 主に抗不安、鎮静、催眠、筋弛緩、健忘、抗てんかん薬)
σ(^◇^;)もうお腹いっぱいなくらい、危険なお薬というか、麻薬レベルのものが、普通にラムネを配るように、子どもからお年寄りまでに処方されていて、それも20人に1人という割合で。やめられないとまらないカッパえび(@_@;)状態ですね。飲んでも良くならず、飲まなきゃ死にたくなる薬。
増え続ける自殺を未然に抑止する事業を検討する国や全国自治体の担当者は、この事を知っているのでしょうかね?
どこまでも増え続ける医療費と不慮の自殺、減り続ける生産人口への緊急対策が必要と国も重い腰を上げて、2016年春から、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入薬が2種類までしか処方できなくなり、2018年度の改定で、抗不安薬と睡眠薬を合わせて4種類以上やベンゾジアゼピン系の薬の1年以上の投与も制限された、との事です。
でも、人々の薬依存は改善されないでしょうし、様々な病気の発症原因となっていることにも気づかないことでしょう。
医療関係者も、きちんと副作用についてのモニター情報を発信していて、とても参考になりますので紹介します。
【薬の副作用から見える医療課題】
全日本民医連では、加盟する約650の医療機関や350の保険薬局からのデータ提供等を背景に、医薬品の副作用モニターや新薬評価を行い、およそ40年前から「民医連新聞」紙上(毎月2回)などで内外に情報発信を行ってきました。
今般、【薬の副作用から見える医療課題】として疾患ごと主な副作用・副反応の症状ごとに過去のトピックスを整理・精査し直してまとめ連載していきます。
<【薬の副作用から見える医療課題】バックナンバ-> *タイトルをクリックすると記事に飛びます
1.民医連の副作用モニターとは~患者に二度と同じ副作用を起こさないために~
2.アルツハイマー治療薬の注意すべき副作用
3.味覚異常・聴覚異常に注意すべき薬剤
4.睡眠剤の注意すべき副作用
5.抗けいれん薬の注意すべき副作用
6.非ステロイド鎮痛消炎剤の注意すべき副作用
7.疼痛管理に使用する薬剤の注意点
8.抗パーキンソン薬の副作用
9.抗精神薬などの注意すべき副作用
10.抗うつ薬の注意すべき副作用
11.コリン作動性薬剤(副交感神経興奮薬)の副作用
12.点眼剤の副作用
13.消化器系薬剤の様々な副作用
14.ジゴキシン(強心剤)の注意すべき副作用
15.抗不整脈薬の副作用
16.降圧剤の副作用の注意点
17.トリプタン系薬剤(片頭痛治療薬)の副作用について
18.脂質異常症治療薬の副作用について
19.喘息及び慢性閉塞性肺疾患治療薬の副作用
20.潰瘍性大腸炎治療薬の副作用
21.抗甲状腺ホルモン剤チアマゾールによる顆粒球減少症の重症例
22.過活動膀胱治療薬の副作用
23.産婦人科用剤の副作用
24.輸液の副作用
25.鉄剤の注意すべき副作用
26.ヘパリン起因性血小板減少症
27.高尿酸血症治療薬の注意すべき副作用
28.糖尿病用薬剤の副作用 その1
29.糖尿病用薬剤の副作用 その2
30.糖尿病用薬剤の副作用 その3
31.抗リウマチ薬「DMARDs」の副作用
32. ATP注の注意すべき副作用
33. 抗がん剤の副作用
34. アナフィラキシーと薬剤
35.重篤な皮膚症状を引き起こす薬剤
36.投注射部位の炎症等を引き起こす医薬品について
37.間質性肺炎を引き起こす薬剤(漢方薬を除く)
38.漢方薬の副作用
39.抗生物質による副作用のまとめ
40.抗結核治療剤の副作用
41.抗インフルエンザ薬の副作用
42.ニューキノロン系抗菌薬の副作用
43.水痘ヘルペスウイルス・帯状疱疹ウイルス治療剤の副作用
44.薬剤性肝障害の鑑別
45.ST合剤の使用をめぐる問題点
46.抗真菌剤の副作用
47.メトロニダゾールの副作用
48.イベルメクチン(疥癬を治療するお薬)の副作用
49.鎮咳去痰剤による注意すべき副作用
50.総合感冒剤による副作用
51.市販薬(一般用医薬品)の副作用
さてさて、本題の「薬害デトックス〜断薬&卒薬のススメ〜」に入ります。
まず、これらの薬がターゲットとする「大脳辺縁系」を調べてみましたが、本能・自律神経、記憶、感覚的思考をコントロールしている中枢部分のようです。
<参考:大脳辺縁系の機能・概略/ Akira Magazine>
薬の成分が、血液に入って必要な患部、作用部に作用しても、だいたいは肝臓や腎臓で解毒分解代謝されて、数時間から数日で排尿されると思いますが、それは水溶性であれば、の話だそうです。
脳のほとんどは脂肪分なので、ここに入ってベトベトくっついてしまったのなら、やはり脂溶性のクレンジング〜デトックスによって速やかに排毒することが考えられます。
そこで、健康キャンプ村の「薬害デトックス対策」を提案したいと思います。
1.ご注意ください!
前述したように、離脱症状が極めて危険で、本人もたいへん苦しい緊急事態に陥ります。
どれだけ信念が強くとも1人では乗り越えられないものと理解して、必ず家族やパートナーなど24時間付添できる介護者(複数が理想)と共に、主旨と流れ、飲んでいる薬の副作用や離脱症状を調べて、誰もがその経緯や症状を理解し、時間と要員を確保した上ではじめてください。
一気に断薬できる方は少なく、少しずつ減薬しながら、離脱症状が強くなったらピルカットした数分の1を飲んで、徐々に飲まない時間をのばしていくやり方の方が多いです。
目安として断薬後3ヶ月から半年ですが、1粒で半減期が200日という薬もあるため、離脱症状が消滅するまで1年以上かかるケースもあることを覚悟して、とにかく以下の断薬準備からはじめて下さい。
参考:ベンゾ離脱マニュアル.pdf (1.52MB)
<断薬の準備について>
何の準備もしないで、装備も持たずにサンダル、短パンで富士山を登るなら、致命的な事故になるのも当たり前です。
断薬するための身体づくり、心構えに、半年ぐらいかかる覚悟ではじめましょう。
身体の準備は、毒がスムーズに流れるような排出路の確保と、浄化機能の清掃です。
すなわち、血液の浄化と、腸内と肝臓・腎臓のメンテナンスを、水、酸素、食事、生活習慣をしっかりと見直して、せっせとクリーニングしていきましょう。
始める前に、身体の変化(準備完了のサイン)を知るために、体温、便通、食欲、体力を1週間ほど記録します。
合わせて、本人の希望と余裕があれば、写真(表情、正面、背面、側面、その他、気になる場所)を撮影しておき、デトックス前後の経過確認ができるようにしましょう。
水、酸素の重要性は、人体のトリセツでもお知らせしました。
良質の水分をたっぷり摂って体内を洗い流し、できるだけクリーンな空気をしっかり吸って酸素を採り入れ、吐ききって毒素を排出するイメージを常にもつようにします。
服薬しながら準備をしただけでも、緩やかながら薬害デトックスがはじまっていますので、短時間ではありますが副作用、離脱症状が必ず感じられます。いわゆる好転反応です。
決して寝たきりにならず、意識して身体を動かし、立って、歩くこと、表情豊かに笑うこと、しゃべる(歌う)こと、食べることで意識を紛らわすことが大切です。
準備完了のサインは、体温が36度以上、便通毎日スルッと1回以上、頻尿OK、食欲有り、表情やる気満々、でも体力・気力が続かず、時々、離脱症状で壊れるくらいがいいと思います。
繰り返しますが、今後、離脱症状を乗り切るための緊急対処は、白湯(ゆっくりと水分摂取)と酸素補給(深呼吸・呼吸を整える)、リラックス(パニックにならない、落ち着かせる)の3つが、本人、介護者双方にとって重要になります。
離脱症状は突然起こることなく、必ず、食後数時間(消化後)、運動や入浴後(発汗後)、痛みや不安、不満などストレスを感じ出して数分〜数十分後(アドレナリンなど)、寝起きや暑い日など水分不足で血液ドロドロ状態の時など、だいたい事前に察知、予測できるものが多いので、症状が出た日時やタイミングの記録を数日続けるだけで、パターンが見えてくると思われます。
排毒促進の関係で、水分補給=発汗が多くなります。下着、寝間着、寝具、タオルなど、着替え、洗い替えの準備をして、こまめに取り替えて、身体も布類もすっきり洗浄しましょう。
感覚過敏も高まります。ビタミン・ミネラルが足りていないサインですので、事前にサプリメントなどを用意しておきましょう。
好転反応時、離脱症状時に、落ち着かせ、意識をそらすために、本人の好物、機嫌のとれる食品、果物、おやつ、本や映像、おもちゃなども用意しておきましょう。
充分な準備と覚悟をしたうえで、はじめましょう!
大丈夫です、必ず乗り切れます、応援しています!!
2.良質油をふんだんに使った脳デトックスレシピ
朝食:納豆・水菜・絹豆腐・エゴマ油の味噌あえ
高解毒力の野菜ときのこのお味噌汁
酵素玄米 ぬか漬け+梅干し
夕食:高解毒力の野菜ときのこのスープ
・自然塩+醤油+ごま油
・豆乳+すりごま+生味噌
・トマトジュース/缶/ピューレ+オリーブ油
・カレー、シチュー・ポタージュ風、具だくさんスープならOK
酵素玄米 ぬか漬け
*腸を掃除して、いい便の元になる「ご飯(玄米)・野菜(食物繊維)・味噌・漬物/ぬか漬け(豊富な善玉菌)」をよく噛んで、食べられるだけ食べてください。
*納豆・水菜・絹豆腐・エゴマ油の味噌あえの作り方(1〜2人分)
・水菜1束(30〜50g)を浄水で洗い、1cm程度に刻み、納豆(40g)とボールに入れ、白くフワッとするまでかき混ぜる。
・10分ほど常温でおいて納豆菌(ナットウキナーゼ)を活性化させている間に、汁物、漬物、ご飯などを準備する。
・絹豆腐(150g)、エゴマ油(大さじ1〜2/亜麻仁油、オリーブ油でも可)、生味噌(大さじ1〜)をボールに加え、豆腐がクリーム状になるまでかき混ぜる。
・器によそって、または、丼によそった玄米(雑穀米、分搗き米)にかけていただく。
*水菜は京野菜として、古くから関西地方では親しまれてきた野菜の一つで、ビタミンC、β-カロテン、ビタミンA、カリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄、リンなどのミネラルも豊富。
強い解毒作用アリルイソチオシアネートには、抗菌作用、血栓予防効果、消臭効果、抗がん作用があり、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚、骨の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるそうです。
*お味噌汁、スープ、その他養生食の作り方は、ヴィーガンレシピを参照ください。
*豆乳は加熱すると分離するので、出汁+塩で煮込み終わって食べる寸前に加えて、弱火で沸騰させない程度に再加熱して美味しく食べましょう。
*トマトは、オリーブオイルで煮込むとリコピンの吸収率が生の4倍、加熱だけでも1.3倍になります。ベストマッチング!
時々、唐辛子(カプサイシン)の刺激で、頭部の発汗を促進。
*味噌汁・スープの具材=解毒力の高い野菜
玉ねぎ、人参、じゃが芋、だいこん、カブ、にんにく、
ほうれん草、小松菜、 キャベツ、 パセリ、 キュウリ、 カボチャ、 トマト、 サヤエンドウ、 ソラマメ、 エノキタケには相対的に高いグルタチオン含有量
ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、アスパラガス、ケール、クレソン、アブラナ科植物すべて
*おやつ・デザートに解毒力の高い果物
りんご、洋なし、アボガド、トマト、オレンジ、グレープフルーツ
イチオシは「リンゴ」です。朝のおめざに生で1個、また、間食やデザートに甘味の少ない種で、無水で自然塩を振って煮たリンゴが美味しいです。
くるみ、アーモンドなどのナッツ類、レーズンなどのドライフルーツもオススメです!
3.頭からの発汗で、脳周辺からの経皮毒デトックス
体内からは、温かい味噌汁やスープで発汗を促進するほか、腸内や肝臓・腎臓など解毒機能が高まるように温め、ビタミン・ミネラル類で援護しましょう。
思うように動けない方が多いと思いますので、運動も散歩程度がギリギリでしょうから無理せず、でも、身体が動かせない分、頭を使って、自宅でできる手浴や足浴、蒸しタオルでヘッドスパ、お風呂で低温ミストサウナ、洗髪しやすい短髪にできる方は頭に里芋パスタしてデトックスするなど、工夫してスムーズに薬毒を排出しましょう。
良質の油を使った石けん(食用アボガド、オリーブ油、椿油etc)で頭皮・洗髪するのもオススメです。
発汗とセットで、良質の水分補給を忘れずに!断薬中は、いつもより多めに摂りましょう。浄水の白湯、エビアン、コントレックス ミネラルの多い硬水で高代謝。
サプリメントもお忘れ無く!これも水溶性なら多めに。
必須は、ビタミンC(1〜3g)、ビタミンB群(1g)、カルシウム/マグネシウム/亜鉛+ビタミンD、グルタチオン(3アミノ酸・トリペプチド)サプリメントなどがオススメです。
マインドフルネス、瞑想、ヨガでリラックスして、グルタチオンレベルを高めましょう!