対策&快復レポート
ロハス起業JVプラン
7.創業・起業支援という名目のサブプライムローン
無担保、無保証人というローン制度自体、怪しいですよね。
創業時、起業したての返済能力が未知数の若者に対して、あり得ない条件です。
*サブプライム
低所得者層や、延滞など事故歴がある信用力の低い消費者に住宅購入資金などを貸すローン。
審査基準を甘く設定している代わりに、金利は高い。消費者金融の高金利で貸付。
奨学金という名のサブプライムローン問題も、社会問題化していますが、高校進学が当たり前、大卒が就職条件のような進路指導、学校とローン会社がタッグを組んで、次々と若き借金人を増殖させています。
卒業時に、300万とか500万とか借金を背負わされて社会に出る世の中って、どう考えてもおかしいです。
それなら親が負担すれば、と言われても、景気低迷に増税、手取りは減り、リストラの声が次々とかかる中、そんな金銭的な余裕も無く、貯蓄も切り崩して、日々の生活を乗り切るしかないような時代に、それなりの大学を出ても就職や収入条件が良い訳でも無く、たとえ公務員であっても、時給計算したらアルバイトの方が割がいいレベルです。
そんな状態でも、大学への進学が必要でしょうか?
30年、40年かけて返済できる安定感が社会にありますか?
現在の進路指導や起業(地方移住)促進の方針は、夢多い若者達にとってプラスですか?それともマイナスですか?
創業や起業時は、予定外の出費も多く、それは1円でも多く資金を必要としていますが、返せるあてもない借金をさせてしまう金融経済は、やっぱりギャンブル、カジノであるとしか思えません。デリバティブ、レバレッジ、ハイリスク・ハイリターンばかりを追い求めるこの世で必要なのは信用、信頼では無く、一か八かの勝負運。
それこそ名のある金融大手がスポンサーやサポーターになって、創業セミナーやアントレプレナー教育に関わっていることに、どうしてもトラップを感じざるを得ません。
考え方が古いのでしょうかσ(^◇^;)
借りられるものなら、借りればいいじゃん!
返せなければしょうがないじゃん!!みたいなノリでしょうか。
意識高い系と呼ばれるような若者達が、無事に起業人として成功して、幸せや歓びを手に入れていれば、なんの苦言も心配もありません。
余談ですが、コピーやパソコン、オフィス電話、社用車、諸々の仕事道具も、だいたい5年リースとかで、支払いがループし続ける仕組みになっていますので、契約の際には充分ご注意くださいね。社長業を始めるのは簡単ですが、足抜けするのは大変なご時世でしょうから。
誰もがローン地獄に苦しまない、健全な社会を望んでおります。