対策&快復レポート
ナオルヨブログ
子どもの脳に化学物質が与える深刻な影響
21センスのサイトリニューアルを粛々と進めていますが、オープニングスライドの内容について少し補足したいと思います。
以前は、「ガンの原因を化学物質や電磁波に何を根拠に?」というスライドへの貴重なご意見を多数賜りましたが、変更後のスライドでは「自閉症スペクトラム症候群の原因は化学物質や重金属って何を根拠にしてるのか?」へ根拠地がスライドした次第ですσ(^◇^;)
すべての化学物質や電磁波を悪者、有害と、何の根拠も無く決めつけている訳ではありません。
気をつけたいレベル、注意が必要なレベルはやんわりと、そして、警告レベルの情報は、エビデンスを含めてお知らせしているつもりです。
補足として、お読みいただきたい記事の一つを紹介します。
タイトルにある「子どもの脳に化学物質が与える深刻な影響」という記事は、2015年にアメリカの環境ジャーナリストの方が書かれたレポートです。<全文リンクはこちら>
その一部を下記へ転載します。
以下、転載************************
鉛 、水銀、有機リン系農薬などのいくつかの化学物質は、子どもたちの神経系の健康に生涯に渡る影響を及ぼしかねないことが昔から知られていた、とサイモン・フレイザー大学健康科学部教授のブルース・ランパールは言う。(略)
これらに触れる機会を減らし、無くしていくために多大な努力が費やされてきたが、不安が去ることは無い。なぜならば私たちは今、これらはごくごく微量でも悪影響を及ぼし得ると知っているからだ。
しかし科学者たちはいま、化学化合物は屋外の空気中の排気ガスや細かい粒子状物質などと同様に、屋内の空気中や日用品においても普通に存在し、出生前後の脳の発達に悪影響をもたらす可能性があることを明らかにしつつある。(略)
ホルモンの変化を促す化学物質が神経系に影響を与える可能性はますます強まっている、と国立環境衛生科学研究所(訳注: 以下NIEHS)と国家毒性プログラムのディレクターであるリンダ・バーンバウムは言う。
発育の初期段階において神経に影響を与える化学物質として現在研究中のものには、家具の詰め物や電気製品など多くの製品に幅広く使用されているPBDEと呼ばれる難燃剤、プラスチックの安定剤や合成香料として広く使用されているフタル酸エステル、ポリカーボネートプラスチックの原料であり一般にBPAとして知られるビスフェノールA、汚れや水や油脂をはじくコーティング材に使用されるペルフルオロ化合物や、様々な殺虫剤が含まれる。(略)
BPA、フタル酸エステル、ペルフルオロ化合物、臭素系難燃剤や様々な殺虫剤など、脳の発達への影響が調査されている化学物質のうち多くが、健康な脳の発達に不可欠なホルモンの働きを阻害するとみられている。そういったホルモンの一つが、生殖や睡眠、のどの渇き、食事や思春期など多くの生命機能に関わりを持つ脳の一部を制御している甲状腺ホルモンである。(略)
ペレラと同僚は最近、多環芳香族炭化水素(化石燃料関連の大気汚染物質。訳注: 以下PAH)への曝露と、9歳時点におけるADHD発病率の関連性を調査した。
結果、妊娠中に高濃度のPAHに触れた母親は、触れなかった母親に比べてADHDを持つ子どもを出産する可能性が5倍となり、しかも症状がより重くなる可能性が高いことが判明した。(略)
2014年12月に発表された研究の中で、ハーバード大学T・H・チャン・スクール・オブ・パブリック・ヘルス環境産業疫学準教授マーク・ワイスコフと共同研究者たちは、母親が、とりわけ妊娠後期に高濃度の微粒子状物質(PM2.5: 直径2.5ミクロン以下の粒子)に曝された子どもたちに注目した。
調査は全米各地の千人を超える被験者を対象とし、結果としてそのような子どもたちは、そうでない子どもたちに比べて自閉症の発症率が2倍になることがわかった。
コロンビア大学メールマン・スクール・オブ・パブリック・ヘルスの研究者らは最近、出生前にある種のフタル酸エステルに高レベルで曝された子どもたちは、曝露が少なかった子どもたちに比べ、平均して6から8パーセントIQ値が低いことを発見した。IQ値が低かった子どもたちは、ワーキングメモリや知覚推理に問題があることが多く、情報処理速度が遅い傾向があった。
子どもたちの脳をこれ以上傷つけないために、これからできることは何だろうか?
次の一歩として重要なのは、神経発達に影響を及ぼす化学物質を特定する能力を高めるということだ。(略)
現時点での被曝量を減らすことを考えると、化学物質のいくらかは消費者の選択によって避けることができる。しかし、たいていの場合、それは難しい。なぜなら、このような化学物質の多くは、レシート用紙のBPAのように、原材料表示シールが貼られていない製品に使われているからだ。
大気汚染を含むその他の化学物質を避けることは、それらがどこにでも存在し、なおかつ代替物がないことを考えると一層困難である。
そして、モーリーン・スワンソンが言うように、そのような選択肢は全ての経済レベルの人々にとって必ずしも実行可能なものではなく、環境正義(訳注: 環境資源の便益や環境破壊の被害の公平な分配や、適正な意思決定手続きなどを求める理念)の議論が付きまとう。
以上、転載終了************************
ちなみに、Wikipediaなど、一般論とされる科学的根拠に基づいた「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)」の原因は、以下のように、先天的、遺伝的な脳の機能異常とされています。
「診断:典型的には生後2年以内に明らかになる。生後18か月以内でも一つも言葉を喋らない場合、ASDの懸念を持つであろう。
原因については現時点では脳機能の変異とされているが、親の子育て能力は関係しないと判明している。ASDは他の神経発達症と同様、一般的には治療法は存在せず、一生続き、治療より療育や支援に重きが置かれる。治療のゴールは、中核症状および関連症状を最小化し、さらに患者のQOLを最大化し患者家族のストレスを軽減することに置かれる。」
「先天的な脳の機能異常により引き起こされていると考えられています。これまでの研究結果からは、遺伝的な要素が発症に関与している。」
「ウイルス感染症、環境中の化学物質等との関係性を唱える方もいますが、確実にこれだと言えるものは明らかにはなっておらず・・・脳機能の障害が主な原因と考えられます。」
これらの症状によって「自閉症スペクトラム症候群」と診断された場合に、処方される薬剤はコンサータ、リスパダール、エビリファイなど、精神系のお薬だそうです。
繰り返しになりますので、子供や弱者への精神薬投与について、ここでは言及にしませんが、経済優先による環境汚染、望まない化学物質曝露を胎児〜乳幼児段階で充分受けている上に、自分の意志ではなく麻薬漬けにされちゃう世の中は、やっぱり不自然すぎます。
治療法がそれしかない、と言われればしょうがないかなσ(^◇^;)でも他に方法があるはず?って考えてしまうのが、21センスなんだと大目に見てもらえませんかね?
変わり者、変人の集まりなんです、私たち。スピリチュアルにも踏み込みますが、宗教ではありません。教祖もいないし、経典も、戒律もありませんから。病人の集まりということは確かですので、頭もおかしい人達?と思われても、これはしょうがありません。他人は変えられない、と諦めるのも21センスなので。ご理解いただきますようお願いいたします。